パッケージ比較
容量が同じ300gのパッケージです。右が半田そうめん、左が揖保乃糸になっています。
半田そうめんは100gの束が3つ。揖保乃糸は50gの束が6つとまとめ方に違いと特徴があらわれています。
100gで比較
パッケージから取り出して100gで比較した写真です。
揖保乃糸は麺が細く、パッケージから取り出すときに意図せず何本か折れてしまいました。
対して半田そうめんは、ちょっとした事で麺が折れることは無いだろうな、と思うほどの存在感があります。
1本ずつ比較
次に束から揖保乃糸と半田そうめんの麺を1本ずつ取り出して比較してみました。
どうでしょう、違いがわかりますか。機械で製造されるそうめんの太さは1.3mm未満が基準とされていますが、半田そうめんの基準は1.7mmになります。
わずか0.4mmの違いが味や食感に、どんな影響を与えるのか実食が楽しみです。
調理開始!
では早速そうめんを茹でて行きましょう!
沸かすのが面倒!なんて思わずに麺類はたっぷりのお湯で沸かします。
お湯が少ないと麺を入れたときに温度が下がりすぎたり、茹で上がった麺がしょっぱくなる事があります。
詳しくは以下の記事で解説していますので、よかったら合わせて読んでみてください。※別タブで開きます
【生麺、半生麺の美味しさ倍増】プロの茹で方&冷やし方とおすすめ商品リンク
半田そうめんの茹で方
- そうめん1束に対して約1.5リットルの水を十分沸騰させ、束をほぐしながらパラ〜っと入れ、軽く混ぜてください
- 煮立ったら吹きこぼれない位に火加減して、標準時間5分位でゆでて下さい。
- 麺の色がやや透明になったら少量試食し、お好みのゆでかげんで火を止めて、冷水ですすぎ洗いして、水切りの良いザルに上げ、お召し上がり下さい。
標準時間5分位でゆでるとありました。
同じ太さ1.7mmのパスタの湯で時間が8~9分程度という事を考えると、半田そうめんの方が火の通りはよさそうです。
でもそうめんに5分の湯で時間だと…コシのある麺が大好きなので期待が高まります。
揖保乃糸の茹で方
- 「お湯:麺100gで1L」あらかじめ、テープをほどき、大きななべで沸騰したお湯の中に麺をパラパラと入れます。
- 「ゆでる:1分半〜2分」軽く箸でほぐしながら、再び沸騰したら、ふきこぼれないように火加減を調整します。
- 「水洗い:手早く」ゆで上がればザルに移し、流水でよくもみ洗いし、一旦水切りをします。
こちらは湯で時間1分半〜2分と半田そうめんの半分以下。
他の工程は変わりませんが湯で時間が半分以下と大きく違っています。
冷水ですすぐ
茹で上がった半田そうめんを冷水ですすぎます。
揖保乃糸も同じようにすすいだのですが、「そうめん」とひとくくりにしていいのか?と違和感を感じるほど太さに差異がありました。
盛り付け
半田そうめんと揖保乃糸を盛り付けているところです。
奥が揖保乃糸。手前で盛り付けている最中のものが、半田そうめんになります。
こうして並べてみると、水を吸ったぶん違いがわかりやすくなりました。
コロッケも忘れずに
コロッケ(冷凍)も一緒に上げておきます。
揚げたてのコロッケとそうめん、美味しいですよね。
手軽にボリュームもまかなえるし、何より相性が良いので大好きな組み合わせです。
ついでのおすすめ
三田屋のコロッケは美味しい上にコスパも良いので、まとめ買いして冷凍庫に入れておくと便利です。
半田そうめんと揖保乃糸を食べ比べ
ついに楽しみにしていた食べ比べの時間です。
半田そうめんと揖保乃糸、はたしてどんな違いがあるのでしょうか。
食感の違い
一口ずつ交互に口に運んで食感の違いを確かめます。
噛むことを意識せずにチュルッ、チュルッと食べられる半田そうめんに対して、舌で跳ね返るような弾力とコシを楽しむ半田そうめん。
0.4mmの奥深さを感じずにはいられません。
小麦の風味
揖保乃糸はすすったときの気持ちの良さと出汁の相性が楽しい。
半田そうめんは噛んだ際、通常のそうめんでは感じられない小麦の豊かな風味を感じられます。
つゆの絡まり方
揖保乃糸は麺が細く密集しているので、つゆが良く絡みます。
対して半田そうめんはどちらかというと、ぶっかけうどんがイメージに近しいと感じました
コロッケとの相性
好みにもよると思いますが、しっかりとしたコシのある半田そうめんとの相性の方が私は好みでした。
おかずとご飯を一緒に食べている感覚により近しく、親しみが湧きやすかったのかもしれません。
どっちが美味しい?
シーンや好みの問題で判定が変わってくる気がしました。どちらか一方に決めるのは難しいです。
食欲があまり無い時は、食べやすい揖保乃糸に代表されるような通常のそうめん。
コロッケや揚げ物、天ぷらなどと合わさせたい時は、半田そうめん。
といった形で使い分けられるとベストだと思いました。
食べ方アレンジ
今回は「そうめん」そのものを食べ比べたかったので、つけ汁にこだわりました。
薬味はシンプルにネギとごまをチョイス。
つゆ
「創味 京のつゆ」を使いました。
市販されているものと比較すると甘みが少なく、コクがあります。
煮物などに少量、加えると味がぐっと引き立ちます。
半田そうめんは小麦の風味が強い分、さっぱりとした出汁香るつゆがおすすめです。
だしをプラス
だし(干し椎茸の戻し汁)とお水でつゆを割ります。
だしを加えることでさらに旨味が加わり、奥行きのあるつゆに!
戻すのに少し時間がかかるのですが、干し椎茸さえあれば簡単に出汁をとれます。
冷凍保存しておけば簡単に使いまわしもできるので、お休みの日など時間があるときに出しをとっておけば重宝します。
以下の記事に詳しくまとめています。
半田そうめん、是非一度食べてみて!
実は我が家では初夏に半田そうめんを5kg(40束)まとめて注文しています。
初めて半田そうめんを食べたときに美味しい!と家族で感銘を受けて以来、家では半田そうめんが主流となっています。
気になっている方は是非、一度お試し下さい。